テキコメ

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ドナルド・トランプが共和党候補指名確実に。ヒラリー・クリントンはトランプに対抗できるか。


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5月3日の米インディアナ州での予備選で共和党は不動産王のドナルド・トランプが圧勝。これに伴い、現在2位の対抗馬テッド・クルーズ上院議員が撤退を表明。これで共和党候補指名はドナルド・トランプになることがほぼ確実となりました。

一方、民主党の候補指名レースは現在のところ、ヒラリー・クリントン国務長官が対抗馬のバーニー・サンダースに大差でリードしており民主党の候補指名はヒラリー・クリントンが濃厚と見られています。

大統領選挙本選は共和党ドナルド・トランプ民主党ヒラリー・クリントンとの戦いになりそうですが、この戦いがどうなるか考えてみます。

 

先ず、普通に考えると政治家としての経験も豊富で、黒人の支持も厚いヒラリー・クリントンが勝利すると思います。

ドナルド・トランプは多数のネガティブ要素(妊娠中絶への罰則発言や共和党内での不一致)があり、これらを抱えたまま本選を戦えるかは不明です。

しかし、一方のヒラリー・クリントンにもネガティブな要素がいくつかあります。その要素とは

 

その1 選挙に弱い

2008年の民主党予備選挙でも本命と目されていましたが、当時無名のオバマに猛追され、接戦の末敗れました。

また、3日のインディアナ州の予備選でもバーニー・サンダースに接戦の末敗れています。本来であれば、もっとバーニー・サンダースより圧倒的大差をつけていてもおかしくないのですが、燻っている感があります。

 

その2 反エスタブリッシュメント層の存在

今回の大統領予備選挙でのキーワードとなっている「エスタブリッシュメント」。

エスタブリッシュメントとは既成政治、すなわち現在の政治家達です。

自分達の生活がどんどん悪くなっており、現在のアメリカ政治に不満を抱えている国民が多数います。

ドナルド・トランプもバーニー・サンダースもこれらの反エスタブリッシュメント層の票を取り込んで、躍進しています。

ご存知の通りヒラリー・クリントンエスタブリッシュメントですので、これらに不満がある層の票(バーニー・サンダース票)が非エスタブリッシュメントドナルド・トランプに流れてしまう可能性もあります。

 

その3 民主党政権が2期続いている

戦後のアメリカを見てみると共和党・民主党が交互に大統領を排出しており、3期以上排出したのは共和党の1回のみです。

通常、2期続けた政党に対し国民は飽きており、3期目の選挙では2期続けた政党は不利になります。

ヒラリー・クリントンオバマ政権に近い政権運営になると思いますので、変化を求める国民へのアピールはどうしても弱くなります。

 

以上がヒラリー・クリントンのネガティ要素です。

大統領本選では、ヒラリー・クリントンがこれらのネガティブ要素をどれだけ跳ね返せるかがポイントだと思います。

 大きな動きがありましたら、またアメリカ大統領選挙について記事を書きます。

それではまた。