ヒロシマ・オリンピックを再考してはどうか。東京オリンピックの裏金疑惑にて思う。
東京オリンピックの雲行きが、非常に怪しくなってきている。
2013年9月にブエノスアイレスでのIOC(国際オリンピック委員会)総会で、2020年夏季オリンピックの開催都市は東京に決定した。
当初はお祭りムードであったが、その後、数々の問題が噴出する。
新国立競技場の建設費高騰、エンブレム盗用疑惑、挙句の果てに開催費用の試算が当初の6倍の1.8兆円にもなっていることもわかった。
そして、ここにきて裏金疑惑だ。
招致委員会が2億円以上の裏金を、シンガポールのペーパーカンパニーを経由して、IOCの実力者に渡したのではないかという疑惑が取りざたされている。
そもそも、東京オリンピックは招致の時から違和感を感じていた。
東日本大震災からの復興と関連付けての招致活動。
でも、オリンピックを東京で開催となると、建設関係の労働力がオリンピック関連に奪われることになり、逆に復興を遅らすことになる。
言っていることが支離滅裂だ。
そして、開催決定後は新国立競技場の費用高騰や、不鮮明な方法によるエンブレムデザインの決定など、何やら一部の人達に利権がまわっているのではないかと見られても仕方がない問題が起きた。
海外の報道では、裏金疑惑問題で東京でのオリンピック開催が取り消された場合、ロンドンで開催するという話まで出ている。
もし、取り消されてしまったら、歴史に残る恥ずかしい話だ。
実際のところ、どうなるかはわからないが、これだけ問題が噴出してきた東京オリンピックを本当に開催すべきか。
僕は辞退して、2024年以降の日本招致に再び備えてもいいと思う。
そして、その開催都市は広島を推したい。
以前にヒロシマ・オリンピック構想(最初は広島・長崎オリンピック構想)があった。2011年に断念したが、僕はヒロシマ・オリンピックはいい案だと思う。
その理由を3つ述べると
1.平和の祭典のオリンピックのシンボルとなる都市である。
2.瀬戸内式気候で晴れの日が多いので、スポーツ開催にピッタリ。
3.西日本でオリンピックを開催したことがない。
新国立競技場を広島に建設して、そしてオリンピック後も広島をそのまま日本のスポーツ大会のメイン都市とすればいい。
東京は人口減少に突入した日本でも、まだまだ人口が増加して過密がひどくなっている。今でさえ、家賃が高く一般人には苦しいのに、オリンピックの開催で不動産価格が上昇して、ますます苦しい。
せめて、スポーツのイベントは他の都市に振り分けして、過密状態を緩和しないと。
さて、私なりのヒロシマ・オリンピックの意見を述べさせて頂きました。
全国紙の新聞社さん、キー局のテレビ局さん、高級官僚の方々、ヒロシマ・オリンピック構想はどうでしょう?
東京オリンピックと同じくらい、ヒロシマ・オリンピックを推してみませんか。