テキコメ

日々のニュースに関して、思いつくまま適当にコメントします。他にも趣味などの話題も適当に。

大統領選挙候補のトランプとサンダースから見える現在のアメリカ国民の不満


<スポンサーリンク>

f:id:tekikome:20160430213321j:plain

 

政治家は国民の考えを映す鏡とも言われます。

2016年の米大統領候補選挙で異質の鏡が二人登場しました。

共和党候補の不動産王ドナルド・トランプ民主党候補の社会主義者バーニー・サンダースです。

二人とも、今までのアメリカでは考えられないタイプの候補ですがたくさんの人の支持を集め、トランプに至っては4月26日の東部5州の選挙でも圧勝し、トップで単独過半数も狙える状況です。

この二人の政策を見てみると、現在のアメリカ国民の不満が実に良くわかります。

 

 

ドナルド・トランプの政策とアメリカ国民の不満

●不法入国移民の多いメキシコからの移民を防ぐため、万里の長城を建設する(メキシコ負担で)→アメリカ国民が賃金の安い移民に仕事を奪われている。

イスラム教徒をアメリカから追い出す→9.11以降、イスラム教徒に不信感がある。

●TPPから脱退する→他国から多くの安い輸入品が入ってくるので、アメリカ国内産業の雇用が脅かされる。

他にも、中国や日米同盟に対しても批判を行い支持されています。

これらを見ると、アメリカの中間層がどんどん貧しくなっていて、こういった考えが支持されていることがわかります。

Make America great again

これは、トランプのスローガンです。

直訳すると、アメリカを再び偉大にする。

ということは今のアメリカはダメなので、過去のような偉大な国にしようということなのでしょう。

では、いつのアメリカが偉大だったのか。

トランプの政策は自由貿易ではなく、保護貿易。外交も世界の警察官としてのアメリカというよりかは、他の国の紛争には関与したくないというスタンス。

第二次世界大戦前のアメリカ、モンロー主義の頃のアメリカのような感じです。

アメリカは他国に関与しないから、他国もアメリカに関与しないで欲しいというスタンス。

この頃のようなアメリカに再びしたいのでしょうか。

バーニー・サンダースの政策とアメリカ国民の不満

一方、サンダースの方の目玉政策は大学の授業料の無償化

アメリカの大学授業料は高額であり、多くの若者が就職できるかわからない状況で多額の学費ローンを借りています。

その額はアメリカのメイン消費である自動車のローン規模よりも大きい金額だそうです。

この政策は若者に大うけ。多くのアメリカの若者が学費で苦しんでいるかがわかります。

 

共和党も民主党も、まだ候補者は確定していませんが、今後もアメリカ大統領選に注目していきたいと思います。