任天堂の決算(2015年度)を見て、勝手に語る。
※この記事は筆者の主観などが含まれています。投資などの判断はご自身で行って下さい。
4月27日(水)に任天堂株式会社が決算を発表しました。
決算短信などによると
売上高5,044億、営業利益328億、経常利益287億(円高による為替差損183億)。
前期と比較して売上高と経常利益は減っていますが、営業利益は増えています。
前期はスマブラやポケモンの発売があり、売上高の減少は仕方ない中、営業利益が増加しているのは好感が持てます。
今年度のヒット作はWii Uの「スプラトゥーン(427万本)」、「スーパーマリオメーカー(352万本)」、ニンテンドー3DSの「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー(304万本)」
WiiUの今年度ミリオンは5タイトル
スプラトゥーン、スーパーマリオメーカー、マリオカート8、ヨッシーウールワールド、大乱闘スマッシュブラザーズfor Wii U
ニンテンドー3DSの今年度ミリオンは9タイトル
どうぶつの森ハッピーホームデザイナー、ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア、ファイアーエムブレムif白夜王国/暗夜王国、マリオカート7、大乱闘スマッシュブラザーズfor Nintendo3DS、ポケモン超不思議のダンジョン、ゼルダの伝説トライフォース3銃士、Newスーパーマリオブラザーズ2、とびだせどうぶつの森
となっております。
今年度はスプラトゥーン、スーパーマリオメーカー、どうぶつの森 ハッピーホームデザイナーと従来の任天堂の得意ジャンルとは違う路線で攻めたこれらをヒットさせたことは大きいですね。
また、ミリオンタイトルで個人的に驚いたのはヨッシーウールワールドがミリオンを超えていること。日本では13万本といまいちな売上ですが、海外では125万本の売上があります。
これを見ると、良質なアクションゲームに対して、世界的に見たらまだまだ需要はあるんじゃないでしょうか。
任天堂の得意とする分野ですので、もっともっとこの点を意識していってもらいたいと思います。
後、マリオカートやNewスーパーマリオブラザーズ、どうぶつの森などの古いタイトルも未だにミリオンを超える売上を誇っていて、マリオカート7・Newスーパーマリオブラザーズ2・とびだせ どうぶつの森は累計1,000万本以上、マリオカート8も累計750万本となっています。
こういったロングセラーを生み出す力があるのも任天堂の強みですね。
前期から販売を開始したフィギュア・カード型のコンテンツ「amiibo」も引き続き好調(フィギュア型2,470万体、カード型2,890万枚)のようですし、決算滑り込みで投入した初のスマホアプリ「Miitomo」も順調なスタートのようです(売上がどうなっていくのか、今後は注目ですね)。
後、気になる任天堂の次世代機NX(コードネーム)は来年3月発売予定とのこと。これは個人的には、まだ詳細な仕様待ち。
そうそう、さりげにゼルダの新作の発売延期もサラッと決まっていて、来年発売予定になっています。NXの発売に合わせ、NXの牽引に使うのは商売上仕方ないとは思いますが、ゼルダを楽しみにWiiUを買ったユーザーも結構いると思うので、何とかしてくれませんかね、任天堂さん。
決算ニュースではなかったですが、スマホの新作もニュースになってました。
「どうぶつの森」と「ファイアーエムブレム」。
これ、ゲーム内容などの蓋をあけてみるまではわからないけど、すごい利益を生み出す可能もあると思いますよ。ファイアーエムブレムなんて、パッケージソフトの今でも課金ユーザーを虜にしてるし。どうぶつの森も大人気コンテンツなだけに、すごいことになる可能性ありますよね。
てなわけで、スマホゲームを本格的に始める任天堂の今後の大化けに期待して、任天堂株を単元未満株で1株買いました。ほんとは、ドドーンと100株買いたいところなんですが、そんなにお金ありません。
どうなるか楽しみに見ていきたいと思います。